何でも屋という職業がありますが、本当に依頼すれば何でも実行してくれるのでしょうか。
誰でも面倒くさい、あるいは関わりあいたくないものがあり、避けたいものが人生では出てきます。
そのようなとき、何でも屋に任せていいのかなあと思う場面がありますが、どういった内容まで任せていいものか分かりません。
もちろん法に触れるものはNGでしょうが社会通念上、これ依頼しちゃったらまずいかなあと思うものってあります。
例えば仕事で忙しいから、亡くなった知人の葬儀の参列をお願いするなどです。さてどうなのでしょうか。

何でも屋の成り立ち

何でも屋は別名、便利屋とも呼ばれることがあり、その歴史はかなり古いものです。
発祥は江戸時代と言われていて、主に汲み取り式の用足し場から、堆肥を作るために畑に運搬したり、御用聞きみたいにお酒や塩・しょうゆの注文を受けて、届けるために行なっていたと言われています。
これはよろずやとも呼ばれていたりし、何でも売っているお店が、何でも請負って販売するようになって便利屋になったと考えられています。
更に明治・大正時代になると、物品の販売のみならず、通信や届け物も請負うようになります。
当時は通信や郵便があまり発達していなくて、隣村であっても伝言や届け物の必要が出てきたときは多大な苦労がありました。
そんなときはお金を払ってでも誰かに頼みたいもので、便利屋と呼ばれる人がそれを請負ったのです。
料金も安く、確実に伝言や物を届けてくれる存在は重宝し、便利に使えることから便利屋の呼称で職業となった経緯があるようです。
現在の便利屋にかなり近い形になったのがこの頃と言われています。

「IT何でも屋」とかは流行りそう!

ITが発達した現在、なんでもデジタル化され、高齢者までスマートフォンを持っている時代です。
果たしてどれくらいの機能を使いこなせているかはなはだ疑問ですが、これは高齢者だけの話ではなく、女性の若い人でも一定以上存在します。
例えば多くのスマートフォン利用者は、デスクトップかノート型のパソコンを持っています。
これを利用すればいつでも画面付きで遠い人と通話ができるのに、わざわざお金がかかる方法で通話しているのです。
まあ携帯性がある優位性はありますが、無料であることに越したことはありません。
このような状態の高齢者や女性は世の中大勢いると推測します。
そのため、IT機器についての設定方法や、使える便利な機能を教えてあげる、IT便利屋というものは今後流行していくのではないかと考えています。
今後増えていくと考えられる生活に入り込んで行くと考えられる介護ロボットなども必ず使い方や設定方法が分らなくて、教えを乞う場面・需要があると思われます。
なにせ今でもパソコンの簡単な初期設定を行なう職業が成り立っているのですから。